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2022.02.01

アステラス製薬とタンパク質分解誘導剤の共同研究契約を締結

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ファイメクス株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:冨成 祐介、以下「当社」)はこのたび、アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)と、複数の標的に対するタンパク質分解誘導剤の共同研究(以下「本共同研究」)に関する契約(以下「本契約」)を締結しましたことをお知らせいたします。

本契約に基づき当社は、契約一時金と本共同研究にかかる研究資金を受領し、複数の標的を対象としたタンパク質分解誘導剤の研究活動を実施いたします。医薬品候補化合物特定後はアステラス製薬により開発が行われ、標的プログラムごとに開発の進捗に応じてマイルストーンを受領いたします。製品化後は、売上高に応じた販売マイルストーンと一桁台のロイヤルティを受領する可能性があります。さらに、アステラス製薬は、追加の一時金により研究の標的を追加する権利を有しています。

当社代表取締役である冨成祐介は、次のように述べています。「日本を代表するグローバル製薬企業であるアステラス製薬と共同研究を開始できることを大変うれしく思います。当社独自のタンパク質分解誘導剤探索プラットフォーム RaPPIDS™とアステラス製薬の医薬品開発に関する知識と経験を持ち寄ることで、有効な治療法が確立していない疾患に苦しむ世界中の患者さんに画期的な医薬品を届けることができるものと期待しています。」

【ファイメクス社について】
ファイメクス社は、タンパク質分解を作用機序とした新規医薬品の研究開発を進める創薬ベンチャー企業です。独自の E3 リガーゼ結合分子と創薬基盤技術「RaPPIDS™」を基に、これまで”undruggable (創薬困難)”とされてきたがん疾患に関連するタンパク質を標的とする複数の First-in-class 新薬開発プログラムを進めています。当社は、RaPPIDS™を社内プロジェクトだけでなく、国内外の企業、研究機関との共同研究に利用することで、幅広い医薬品標的とアンメットメディカルニーズに対処し、世界中の患者さんと家族にとっての Lifesaving medicine を提供して参ります。

【RaPPIDS™について】
RaPPIDS™(Rapid Protein Proteolysis Inducer Discovery System)は迅速にタンパク分解誘導剤を創出するための創薬基盤技術です。当社独自のノウハウと Diversity Oriented Synthesis により、タンパク分解誘導剤の構成要素である標的タンパク結合分子、リンカー、および E3 リガーゼ結合分子の最適な組み合わせを迅速に探索評価することが可能です。さらに、RaPPIDS™を応用することで、タンパク質分解誘導剤に利用可能な新規 E3 リガーゼ結合分子の探索を可能とし、より広範な標的タンパク質の分解が可能になるものと考えられます。

【本件に関するお問い合わせ先】
ファイメクス株式会社
神奈川県藤沢市村岡東二丁目 26 番地の 1
E-mail:info@fimecs.com
Tel:0466-96-0261

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