お知らせ

2019.02.28

AACR Annual Meeting 2019 (3/29-4/3)における当社研究成果の発表について

ニュースリリース Download PDF

ファイメクス株式会社(代表取締役:冨成祐介、所在地:神奈川県藤沢市、以下「当社」)は、当社の自社開発プログラムである IRAK-M degrader に関する研究成果を 2019 年 3 月 29日から 4 月 3 日まで米国ジョージア州アトランタで開催される American Association for Cancer Research (AACR)Annual meeting 2019においてポスター発表する事をお知らせします。

発表タイトル:“Targeted IRAK-M degradation as a novel and efficacious cancer-immunotherapy overcoming innate-driven immunosuppression”
発表者: 蒲香苗、北本直美、遠又慶英、冨成祐介
セッション カテゴリー: Immunology
セッション タイトル: Molecular Mechanisms in the Immune Response to Cancer
開催日時: 4月1日(月)13:00~17:00(現地時間)
場所: Georgia World Congress Center, Exhibit Hall B, Poster Section 24
ポスターボード番号: 8
ポスター番号: 2354
発表要旨: https://www.abstractsonline.com/pp8/#!/6812/presentation/5189

今回ポスター発表する研究成果は、当社が独自に開発しております IRAK-M 分子を標的とした新規タンパク分解誘導剤の創薬研究に関するものであります。IRAK-M は Toll-like 受容体/IL-1 受容体シグナル伝達経路のネガティブフィードバックレギュレーターとして生体内、特に骨髄球系細胞内に限局して発現しているタンパク質です。IRAK-M は腫瘍微小環境における腫瘍関連マクロファージや樹状細胞等による免疫抑制に寄与するため、当該タンパク質の機能を制御する事で新たな作用機序を有するがん免疫治療法の開発が期待されます。

当社は、独自の RaPPIDS™プラットフォームを適用することで、IRAK-M 選択的な分解を誘導する医薬品候補化合物を見出しました。本ポスターでは、IRAK-M 分解誘導剤による in vitro での新規作用機序及び in vivo での抗腫瘍効果について発表する予定です。弊社 CEO 兼 CSO である冨成祐介は、『本プログラムは、新規の作用機序に基づくがん免疫療法薬であるとともに、世界でも例を見ないがん免疫を志向したタンパク分解誘導剤です。世界のがん患者さんへ有望な医薬品を届けられるよう研究を推進して参ります。』と述べています。

【ファイメクス社について】
ファイメクス社は、タンパク質分解を作用機序とした新規医薬品の研究開発を進める創薬ベンチャー企業です。独自の E3 リガーゼ結合分子と創薬基盤技術「RaPPIDS™」を基に、これまで”undruggable (創薬困難)”とされてきたがん疾患に関連するタンパク質を標的とする複数の First-in-class 新薬開発プログラムを進めています。当社は、RaPPIDS™を社内プロジェクトだけでなく、国内外の企業、研究機関との共同研究に利用することで、幅広い医薬品ターゲットとアンメットメディカルニーズに対処し、世界中の患者さんと家族にとってのLife-saving medicine を提供して参ります。

【RaPPIDS™について】
RaPPIDS™ (Rapid Protein Proteolysis Inducer Discovery System)は迅速にタンパク分解誘導剤を創出するための創薬基盤技術です。当社独自のノウハウと Diversity Oriented Synthesis により、タンパク分解誘導剤の構成要素である標的タンパク結合分子、リンカー、および E3 リガーゼ結合分子の最適な組み合わせを迅速に探索評価することが可能です。

【本件に関するお問い合わせ先】
ファイメクス株式会社
CFO 兼コーポレートデベロップメント VP 河野悠介(こうの ゆうすけ)
神奈川県藤沢市村岡東二丁目 26 番地の 1
E-mail:info@fimecs.com
Tel:050-5328-9458

お知らせ一覧へもどる

TOPへもどる